強剛母趾の診断と治療。レントゲンで判明する内容についてです。
- 骨棘(こつきょく):関節周囲に形成される余分な骨の突起が確認できます。
- 関節の隙間:関節軟骨の損傷や摩耗による隙間の狭小化が見られます。
- 骨の変形:関節の形状や骨の変化が明確になります。
レントゲンで診断後の治療法
保存療法
- 靴の調整(硬い靴底やインソールの使用)
- 消炎鎮痛剤の使用
- テーピングやストレッチ
手術療法
- 骨棘切除術(関節の動きを妨げる骨を削る)
- 関節固定術(関節を固定して痛みを軽減)
- 人工関節置換術
歩行改善による治療
- 重心移動の修正:歩行時の重心移動を適切にすることで、親指の付け根にかかる負担を軽減します。
- 足のアーチのサポート:足裏のアーチを正しく保つことで、足裏から親指のMTP関節へのストレスを減少させます。
- 親指を反らさない歩き方:親指を反らして歩いているので、反らさない歩き方に修正しMTP関節への負担を軽減します。
これらの方法により、関節の可動域を広げ、痛みを軽減し、症状の進行を抑えることが期待されています。