座り姿勢から歩き始めに生じる足裏・土踏まずの痛みで考えられる症状

足裏の痛み

座り姿勢から歩き始めに生じる足裏・土踏まずの痛みで考えられる症状についてです。

ただ、自己判断せずに、整形外科を受診されることをお勧めします。

主な疾患の可能性

モートン病(Morton’s neuroma)

足裏の前側(特に第3〜第4趾間付近)で局所的な痛みやしびれがあり、靴を履いたり歩き始めなどで痛みが強くなります。

痛みは数分歩くと改善することが多く、横向きに握る・圧迫すると内側に痛みが広がる場合もあります。

足底筋膜炎

土踏まず(特に内側)に痛みを感じ、長時間の座位や安静から立ち上がった際に強い痛みとなります。

歩き始めは強いが、歩いているうちに痛みが軽減する傾向があります。

外反母趾・神経障害

外反母趾付近の母趾下やその近辺に神経痛・圧痛が出る場合があり、足の形状の変化で神経を圧迫しやすく、立位や歩行開始時に痛みが誘発されやすいです。

症状の特徴

歩き始めの強い痛みがある場合、足底筋膜炎や神経障害の可能性が特に高いです。

横向きに握ると痛い、母趾下付近の痛みは、モートン病や外反母趾関連の神経圧迫などが疑われます。

受診・対策のポイント

足裏前方・母趾下付近〜土踏まずに痛みが続く場合は整形外科や足専門クリニックを受診することが推奨されます。

X線や超音波検査で骨・神経・腱膜の異常を確認することが診断に有用です。

痛みが強い場合は安静やインソール使用、歩行の工夫が効果的です。

主な診断候補は「モートン病」「足底筋膜炎」「外反母趾関連神経痛」ですが、医療機関で精密検査が必要です。

自己判断せずに、早めに整形外科を受診してください。

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