モートン病が専門医でも根治できない理由

モートン病、モートン神経腫

モートン病(Morton’s neuroma)は、足の指の付け根(特に第3・第4趾の間)に痛みやしびれを引き起こす神経障害です。

中足骨間の神経が圧迫され、神経腫(肥厚した神経組織)が形成されることで、歩行時や靴を履いた際に強い違和感や痛みが生じます。

専門医でも根治が難しい理由

一般的な整形外科だけでなく、モートン病の専門医でも根治が難しい理由です。

神経腫が出来る原因は整形外科的アプローチでは解消できない

モートン病の進行により、神経が慢性的に圧迫されると、神経組織が肥厚し「神経腫」と呼ばれる状態になります。

整形外科的なアプローチでは、神経腫が出来る原因を取り除けません。

治療が“足だけ”に集中しがち

整形外科では、インソールの処方やステロイド注射、場合によっては手術が行われますが、これらは「局所的な対処」に過ぎません。

実際には、上半身の姿勢や重心バランス、足裏への体重の負荷分散の確認、地面を打ち付ける歩き方など、全身のバランスがモートン病の発症・悪化に深く関与しています。

生活習慣の継続による再発

神経腫を取り除いたり、痛み止めや神経腫を小さくする薬を服用しても、根本的に神経腫ができる原因を取り除けないと意味がありません。

患者が生活習慣や体の使い方を変えなければ再発のリスクは高く、根治には至りません。

診断の遅れと誤認

モートン病は初期症状が軽度であることが多く、外反母趾や足底筋膜炎と誤診されることもあります。

診断が遅れると神経腫が進行し、保存療法では対応できなくなります。

手術の限界と再発率

  • 神経切除による感覚障害(麻痺やしびれ)
  • 術後の瘢痕形成による新たな痛み
  • 再発率が一定数存在する(特に歩行習慣が改善されない場合)

根治には“全身的アプローチ”が不可欠

モートン病は単なる「足の病気」ではなく、身体全体の使い方や姿勢、筋肉の柔軟性、靴の選び方などが複雑に絡み合った結果として現れる症状です。

根治を目指すには、以下のような包括的な対策が必要です。

  • 足先に体重が乗るような上半身の重心バランスのズレ
  • 足裏に偏った体重の乗り方
  • 地面を打ち付けるような歩き方

専門医の限界と患者の役割

専門医は診断と治療のプロですが、患者自身が生活習慣を見直し、セルフケアを継続しなければ、症状は再発・慢性化します。

つまり、根治には「医師の技術」だけでなく「患者の意識改革」が不可欠なのです。

モートン病の専門医でもなぜ根治が難しいのか

原因 詳細
神経腫の不可逆性 一度肥厚した神経は元に戻らない
局所治療の限界 足だけの治療では根本改善できない
生活習慣の継続 ハイヒール・長時間歩行などが再発要因
診断の遅れ 初期症状の軽視や誤診による進行
手術の限界 感覚障害・再発リスクがある

モートン病の根治は、専門医の治療だけでは完結しません。

身体全体の使い方を見直し、生活習慣を改善し、患者自身が積極的に取り組むことで、初めて「根治に近づく」ことが可能になります。

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