強剛母趾は自然治癒で治らない

強剛母趾

強剛母趾は自然治癒で治るのか?ですが、答えは「治らない」です。

酷くなる一方なので、早めの対処が必要です。

強剛母趾(きょうごうぼし)とは?

強剛母趾(きょうごうぼし)は、親指の付け根の関節(第一中足趾関節)が硬くなり、動きが制限される状態を指します。

この症状は多くの人々にとって苦痛を引き起こし、日常生活において不便を感じることがよくあります。

強剛母趾の主な原因としては、母趾を反らして歩く歩き方が挙げられます。

原因

強剛母趾の原因は様々ですが、最も一般的な原因は以下の通りです。

  1. 母趾を反らして歩く歩き方:母趾を反らして歩くことが、強剛母趾の発症リスクを高める主要な要因です。

    この歩き方によって親指の関節に過度な負担がかかり、関節が硬くなりやすくなります

  2. 遺伝的要因:家族に強剛母趾の既往がある場合、そのリスクが高くなることがあります
  3. 足の構造:特定の足の形状やアーチの高さが強剛母趾のリスクを高めることがあります
  4. 外傷:足の関節や骨に外傷が加わることが、強剛母趾の原因になることがあります

症状

強剛母趾の症状には以下のようなものがあります。

  • 関節の痛み:親指の付け根の関節に痛みが生じることがあります。

    特に歩行時や運動時に痛みが増すことがあります

  • 腫れと炎症:関節が腫れたり炎症を起こしたりすることがあります
  • 関節のこわばり:関節が硬くなり、動きが制限されることがあります。

    特に朝起きた直後にこわばりを感じることがあります

  • 骨棘の形成:関節の軟骨が摩耗することで骨棘が形成され、痛みや不快感を引き起こすことがあります

自然治癒の可能性

多くの人々は、強剛母趾が自然治癒する可能性があるかどうかについて疑問を抱いています。

しかし、結論として、強剛母趾は自然治癒することは、ほぼありません。

理由は、歩き方の不具合から発症する症状なので、歩き方が正しくならない限り悪化する一方だからです。

治療法

強剛母趾の治療には、以下のような方法があります。

どれも一時的な改善ばかりで、根本的な改善については、現在は歩行改善での治療が主流になってきています。

薬物療法

  • 痛み止め:非ステロイド性抗炎症薬(NSAIDs)などの痛み止めは、炎症と痛みを軽減します
  • ステロイド注射:ステロイド注射は、関節の炎症を効果的に抑えます

理学療法

  • 理学療法士による指導:理学療法士は、足のエクササイズやストレッチを指導し、関節の柔軟性と筋力を向上させるプログラムを提供します

手術

  • 関節の除去:重度の強剛母趾の場合、関節の一部を除去する手術が行われることがあります
  • 関節固定術:関節を固定し、痛みを軽減するための手術です

強剛母趾は自然治癒することは、赤ちゃん以外は稀

強剛母趾は自然治癒することは、赤ちゃん以外は稀です。

既存の病院での改善も見込めず、歩行改善や歩行指導のある専門院で指導を受けることが主流になっています。

強剛母趾を歩行改善で解消している専門院の治し方の解説はこちらから