足の裏やつま先に痛みが・・・原因は?症状名は?どこの病院に行けば良い?

モートン病

足の裏やつま先に痛みを感じると、日常生活にも大きな影響を及ぼします。

歩くのが辛くなったり、運動ができなくなったりすることもあるでしょう。

このような痛みにはさまざまな原因が考えられます。

そこで今回は、足の指の裏やつま先が痛くなる主な原因、考えられる病名、さらに受診すべき病院について解説します。

1. 足の裏やつま先が痛い原因は?

足の指の裏やつま先が痛む原因には、大きく分けて「外的要因」と「内的要因」があります。以下の項目に分けて詳しくみていきましょう。

外的要因

靴が合っていない

  • きつすぎる靴や、クッション性の低い靴を履いていると、足の指の裏に負担がかかり痛みを引き起こします。
  • ハイヒールや先の細い靴は、特に指先への圧力が大きくなり痛みの原因に。

歩き方の癖

  • つま先に過度の力を入れて歩くと、指の裏の筋肉や関節に負担がかかり痛みが生じる。
  • 偏った歩き方が長期間続くと、炎症を引き起こす可能性も。

足への過度な負担

  • 長時間の立ち仕事や、運動で負荷がかかると、足の裏や指の裏に痛みを生じやすくなる。
  • 特にジャンプやランニング動作が多い場合、負担が大きくなりやすい。

内的要因

モートン病(Morton’s Neuroma)

  • 特徴: 足の指の付け根(中足趾関節部)に痛みが生じる神経障害。
  • 原因: 神経が圧迫され炎症を起こすことで痛みを感じる。
  • 症状: つま先に焼けるような痛み、ピリピリとした感覚、しびれ。

外反母趾

  • 特徴: 母趾(親指)が外側に曲がり、関節部分が突出する状態。
  • 原因: 合わない靴や遺伝的要因が関係。
  • 症状: 指の付け根や周辺に痛みが出る。歩行時に強い痛みを感じることも。

足底腱膜炎(Plantar Fasciitis)

  • 特徴: 足裏全体の筋膜が炎症を起こし、歩行時の痛みが強くなる。
  • 原因: 長時間の歩行や運動、加齢による腱膜の変性。
  • 症状: 朝起きたときの一歩目に強い痛みを感じる。

痛風(Gout)

  • 特徴: 尿酸が関節に蓄積し、突然の激しい痛みを引き起こす。
  • 原因: 食生活や遺伝が関係。
  • 症状: 指の関節が赤く腫れ、強い痛みを伴う。

2. 痛みがある場合、どの病院に行けばよいか?

痛みの原因によって、受診する病院の診療科も異なります。自分の症状に合った専門科を選びましょう。

整形外科

対象疾患: モートン病、外反母趾、足底腱膜炎など
おすすめの人: 長期間にわたって足の裏の痛みが続く人や、歩行時に違和感がある人。

神経内科

対象疾患: モートン病、神経障害が関係する疾患
おすすめの人: 足の指の裏にしびれやピリピリした痛みがある人。

リウマチ科・内科

対象疾患: 痛風
おすすめの人: 突然足の指に激しい痛みが出た人や、関節の赤み・腫れがある人。

足の指の裏やつま先の痛みは、靴の影響や歩き方の癖から、モートン病の可能性

足の指の裏やつま先の痛みは、靴の影響や歩き方の癖から、神経障害・関節炎など多様な原因が考えられます。

痛みが続く場合は適切な病院を受診し、早めの治療を心がけることが重要です。

症状に合わせて、専門医に相談し適切な対策を講じましょう!