モートン病は、足の指に通じる神経が圧迫されることで起こる神経障害です。
主に40〜60歳代の女性に多く見られ、第3趾(中指)と第4趾(薬指)の間に最も頻繁に発生します。
この病気の症状には、足の指のしびれ、痛み、灼熱感などがあります。
モートン病のセルフチェックは、医療機関を受診する前に自分で簡単に行うことができます。
以下に、いくつかの効果的なセルフチェック方法を詳しく説明します。
基本的なセルフチェック方法
足の挟み込みテスト
このテストは、モルダーテストとも呼ばれています。
- 左右いずれかの足の内側と外側を手で挟み込むようにしっかりと握ります。
- この際に痛みやしびれを感じるかどうかを確認します。
足指間の圧迫テスト
- 足の指の間(4箇所)を手の指でしっかりと押します。
- 痛みやしびれを感じるかどうかを確認します。
ティネルサイン
- 痛みのある部分(神経障害部)を軽く叩きます。
- 足指などに痛みが走るかどうかを確認します。
これらのテストのいずれかで痛みやしびれを感じた場合、モートン病の可能性が考えられます。
その場合は、早めに整形外科を受診することをお勧めします。
整形外科では痛み止めの処方がなされます。
根本的改善したい場合は、歩行指導が必須ですので、歩行指導のある整形外科か、モートン病の改善実績のある専門整体院で治療を開始して下さい。
セルフチェックの注意点
セルフチェックを行う際は、以下の点に注意してください。
- 過度に強い力で押したり叩いたりしないようにしましょう。
- 頻繁に行いすぎると、症状を悪化させる可能性があります。
- 手や足を清潔に保ち、感染のリスクを減らしましょう。
- 症状の変化を記録し、医師の診察時に役立てましょう。
専門的な診断方法
モートン病の確定診断には、以下のような検査が必要に応じて行われます。
- X線(レントゲン)検査
- 筋電図検査
- MRI検査
- 超音波検査
これらの検査により、神経腫の有無や大きさ、周囲の組織の状態などを詳細に確認することができます。
費用は、3割負担で初診料を含め1万円前後です。
モートン病の原因
モートン病の主な原因は、良く
- 足先の細い靴、ヒールの高い靴、底の薄い靴を長期間着用すること。
- 外反母趾、浮き指、開張足などの足の歪み。
- 神経周辺に柔らかいコブができること。
- 足指の怪我による二次的な障害。
と言われます。
2025年現在では、足の過剰回内が引き起こす、足裏の体重の偏りと判明しています。
足の過剰回内のために足裏の一部に体重が乗り過ぎ、その部分で打ち付けるような歩き方をするため発生するというのがモートン病の原因です。
治療には歩行改善が必要です。
一般の整形外科では歩行指導があるところはまれですので、歩行指導で改善実績のある専門整体院を受診しましょう。
モートン病のセルフチェックで痛みがある場合は、すぐ受診
モートン病のセルフチェックは、簡単で効果的な方法で行うことができます。
しかし、セルフチェックはあくまで参考程度であり、確定診断には専門医による適切な検査が必要です。
痛みがある場合は、早めに医療機関を受診し、適切な治療を受けることが重要です。
モートン病は、足裏の体重の移動が偏った歩き方からくる症状です。
歩く度に、少しずつひどくなりますので、放置していても良くなりません。