モートン病の手術は、神経の圧迫を取り除くことを目的とした手術です。
現在では、モートン病は手術せずに治る症状になっていますが、ここでは、手術とその費用について解説します。
手術の種類
主に以下の方法があります。
神経剥離術(神経の圧迫を解除)
神経周囲の組織を切除し、圧迫を軽減する方法です。比較的侵襲が少なく、回復が早いとされています。
神経切除術(神経の一部を切除)
症状が重い場合、神経の一部を切除することで痛みを根本的に取り除きます。ただし、感覚の低下が起こる可能性があります。
中足骨骨切り術
足の骨の位置を調整し、神経への圧迫を軽減する方法です。骨の固定が必要なため、回復に時間がかかることがあります。
手術費用
モートン病の手術の費用の内訳です。
- 手術費用:30万円~50万円(健康保険適用時の自己負担額は約10万円~15万円)
- 入院費用:1日あたり1万円~3万円(病院の設備や個室利用の有無による)
- 術後リハビリ費用:数千円~数万円(通院頻度による)
健康保険が適用される場合、費用負担は軽減されます。詳細は病院に確認してください。
入院期間
- 神経剥離術:1日~3日(短期間の入院で済むことが多い)
- 神経切除術:3日~7日(術後の経過観察が必要)
- 中足骨骨切り術:1週間~2週間(骨の固定が必要なため長め)
日帰り手術が可能な場合もありますが、術後の経過を慎重に見るために数日間の入院を推奨する病院もあります。
リハビリ期間
術後1週間
足を安静に保ち、腫れや痛みを管理する。必要に応じて松葉杖を使用。
術後2~4週間
軽い歩行を開始し、足の負担を徐々に増やす。痛みが軽減すれば、ストレッチや軽い運動を導入。
術後1~3ヶ月
通常の歩行が可能になり、運動を再開。必要に応じて理学療法を受ける。
完全な回復には約3~6ヶ月かかることが多く、個人差があります。
モートン病手術の費用は30万円~50万円程度
モートン病の手術は、症状の重さに応じて選択されます。
費用は30万円~50万円程度で、健康保険適用時の自己負担額は軽減されます。
入院期間は手術の種類によりますが、1日~2週間程度が一般的です。
術後のリハビリは重要で、完全な回復には3~6ヶ月かかることが多いです。
手術を検討する際は、専門医と相談し、自分に合った治療法を選ぶことが大切です。
また、手術をしても根本的な原因である歩き方の改善を行わないと、再発します。
モートン病は手術しなくても治る病気なので、50万と歩けない期間を考えるなら、始めから歩行改善に取り組むことをお薦めします。